
この記事を書く2週間前、最愛の猫を亡くしました。
愛猫が亡くなってから時間が経つのが遅く感じます。
動物看護師として働いていた経験から、亡くなる瞬間に立ち会うこともありましたので
頭ではわかっていましたし理解しているつもりでしたが、それでも、愛猫の死は辛く受け入れがたいものでした。
この記事では愛するペットが亡くなった時にしたことをまとめました。
愛するペットが亡くなったときにしたこと
- 1日目:体が腐敗しないように冷やす
- 2日目:火葬する施設を探す
- 3日目:火葬しお骨とともに帰宅
体が腐敗しないように冷やす
亡くなってすぐはまだ温かく、いつまでも冷やす気にはなれませんでした。
しかし、亡くなると硬直がはじまり、体温も失っていくので嫌でも亡くなったことを実感します。
残酷ですが、そのままでは体は腐敗してしまうので大きめのアイスノンを4つ敷き詰めて体をガンガンに冷やしました。
しっかり冷やさないと腐敗します。9月に亡くなった愛猫はしっかり冷やしているつもりでも火葬に連れて行く3日目には鼻汁が出てきてしまっていてギリギリかな?という状態でした。
アイスノンは結露してしまうのでペットシーツでくるんで遺体が濡れないようにしました。
冷気を逃さないようにバスタオルをかけて保冷効果を高めました。
亡くなってほしくない気持ちと体を冷やす行為が矛盾を感じてとても辛いですが、逝った先で体が腐ってしまっていては可愛そうだと思う気持ちで冷やしました。
火葬に連れて行くまで何度もアイスノンを交換して冷やし続ける必要があります。

火葬する施設を探す
亡くなって2日目、インターネットで火葬できる場所を探しました。(我が家の場合は特に信仰などはありません)
近くで火葬と納骨、お骨の持ち帰りができるところがあったので電話し、火葬の予約をしました。
値段は火葬と、骨壷、お骨を入れる飾り袋 すべて込みで31,500円ぐらいだったと思います。
電話の段階で値段は確認しておきました。
火葬の際、好きなフードとお花を用意するよう言われました。
火葬しお骨とともに帰宅
火葬当日、愛猫の亡骸と、好きだったフードとお花をもって火葬場へ。
お花は買いに行く時間がなかったので庭でたまたま育てていた花を持っていきました。
施設に到着して、アイスノンも一緒に亡骸と抱っこしてきてしまい何度もアイスノンが落ちたりしてたので、
今思えばアイスノンは、はじめから車に置いて亡骸だけをタオルに包んで抱っこしていけばよかったなと思っています。
火葬する前にお経を唱えて供養していただき、簡単に焼香もしました。
火葬する前のお別れに水を含ませた特大の綿棒のようなものを口元にあてました。(「最期の水」だそうです)
そして火葬
待ち時間は30分から45分くらいだったと思います。その間にお会計をし、骨壷を入れる袋を4色の中から選びました。
火葬後、骨壷に骨を自分たちで納めました。(入りにくいところと、最後は施設の方が整えてくれました)
骨壷を選んだ袋に入れてもらって、そのままお骨を持って車で帰宅。
火葬は滞りなく終わりました。
火葬直前の不思議な出来事

火葬前、お焼香のときに不思議なことがありました。
私の右腕に一瞬ですが、ふわふわのものがスリスリして通り過ぎていく感覚が!!!ものすごい驚いて声もでませんでした。
ふだん霊感などはありませんし感じたことも見えたこともありません。
でもあれは絶対に私のところに来てくれたんだなって思いました。
その後お骨は自宅に安置しています
とくに信仰や宗教などもなく、その後は自宅にお骨を安置しています。
ご飯皿に好きなものをお供えして、毎朝声をかけたりして、体はないけどそこにはいるのかな?
最後は病気であまり体の自由が効かなかったので、今は自由に歩き回れてるといいなと思って過ごしています。
最後に・ペットロスを考える

最後に、ペットロスについて個人的な見解ですが、5年間動物看護師として働いていた経験から話したいと思います。
ペットロスにならない人なんていないと思っています。
大切だったからこそ寂しく、悲しく、こんな辛いことが起こっていいのか?と思います。
しかし、つらそうな動物達を看病しているからこそ、「楽になれたね」と思う自分もいます。
つらい気持ちは隠さなくてもいいし、いっぱい泣いていいと思っています。
それと、無理に亡くなったことを認識しようとしなくていいんだと思います。
認識しようとするとどんどん辛くなるし、そうなると、生前あれをしておけばなんて後悔しだして、自分で自分を苦しめてしまいます。
辛いことがあった時、自分を攻める気持ちが出るのは「人間」という生き物の自然な現象らしいのです。
なので、辛い時こそ、自分を責める気持ちが出てきたら
「これは辛い気持ちをどうにかしようとする生理現象で、自分はそれだけ辛いんだ」と少し客観的に自分を見るようにしてください。
体はなくなっても、「まだ家にいるな、自由に楽しくしてるな」そう思って、ご飯を作って食べたり洗濯したり、日々やるべきことを繰り返すことがどん底に落ちにくくなる方法だと思います。
辛いときこそ、皆様どうかご自愛ください。
そして亡くなった動物たちにご冥福をお祈り申し上げます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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