【アニメおさるのジョージ】黄色い帽子のおじさんの生き方を学ぼう~ドーナツこわい編~

アニメ
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今年で80年目のおさるのジョージ。まだ観たことがないのならぜひ一度ご覧ください。きっとこの素晴らしい世界であなたも暮らしたくなるはず!子供が観ても面白く、知的好奇心もくすぐるアニメでありながら、教育で悩んでいる方や子育て中の親が観てもとても参考になります。そんな大人気のおさるのジョージを親目線でご紹介しております。

※この記事はアニメ版のご紹介になります。

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おさるのジョージとは?

簡単に説明すると、知りたがり屋のおさるのジョージが、黄色い帽子のおじさんと生活していく中でいろんなことを学びながら過ごしていくお話です。

おさるのジョージ オフィシャルサイト

おさるのジョージから学ぶ、大人としての振る舞いや子供との接し方

おさるのジョージは、好奇心いっぱいでアニメでも毎回いろんなことが起こります。そこで一番ジョージが起こすドタバタに一番巻き込まれるのは黄色い帽子のおじさんです。この黄色い帽子のおじさんは、ジョージと一緒に住んでいる友達であり、よき理解者であり、親のような存在です。

※映画1作目だとジョージと黄色い帽子のおじさんの出会いのシーンが出てきます。それに黄色い帽子のおじさんの黄色のルーツも知れます。アニメを観てからだと若干内容や声優、ストーリーに違和感を覚えますがとても面白いです!

今回は私が勝手に理想の親と呼んでいる黄色い帽子のおじさんの行動を解説してみました。私が「こんなふうになりたい!」と思ったアニメのエピソードの内容になぞって解説していきたいと思います。

ドーナツこわい シーズン1エピソード3

あらすじ

今日は土曜日。気持ちのいい朝にジョージと黄色い帽子のおじさんはベランダで朝ご飯はドーナツが食べたいと意気投合します。そして、おじさんとジョージは買い物に出かけ、ジョージは1ダースのドーナツをくださいと書かれたメモを渡されて1人でドーナツを買いに行くのでした。

ちゃんと教えてちゃんと褒める

おじさんが卵も食べようとジョージに冷蔵庫にある卵を数えてノートにメモしてくれと頼みます。すぐにジョージは冷蔵庫にたまごを数えようとすると卵は1つもありませんでした。しかしジョージはゼロという意味を知らなかったので、おじさんがきていくつあったかと聞くとジョージは答えられませんでした。おじさんが確認して、1つもないならゼロと書けばいいと教えるとジョージは知らなかったと答えます(ジョージは人の言葉はしゃべれないのですがおじさんはわかります)。

おじさんはジョージに「全部教えていたと思ったけどゼロを教えるのを忘れるとは」と、ジョージにちゃんと教えてなかったことで起きたことを自分の責任だと伝えます。そこで「いい勉強のチャンスだ!」と、おじさんは数字のゼロの意味と使い方を教えます。ゼロはそれだけだと1つもないこと、ただ他の数と一緒だと意味が違うということ。10、100と教え、ジョージが1000、10000とゼロを自分で書き足していくのを見ておじさんは「よく書けた!わかったんだな!」と、褒めてあげます。

私も子供たちと過ごす日々の中で、自分はわかっていることを相手も当然わかっていると思ってしまっています。そうした中で、「わからないなら言ってくれればいいのに」と子供についつい言ってしまいます。無意識のうちに、自分の子はできるだろうという思い込みで、その子のハードルを親自身が上げてしまって、それができなかったときに子供に対して勝手に怒ってしまうのです。

ですが、この黄色い帽子のおじさんはジョージができなかったことを責めず、穏やかな態度で自分にも非があることをちゃんと伝え、勉強のチャンスがあれば労力を厭わず、問題が起きた時に後回しにせず、めんどくさがらずにその場で教えてくれます。

そして、最後にはちゃんと褒めてくれます。ここだけ聞いただけでもなんと素晴らしい人格者なんだと感動してしまいます

ドーナツ屋での出来事

ドーナツ屋に着くと、いい匂いがしてお腹が空いているジョージはメモを見て思います。1だけじゃなくてもっとたくさん食べたいな、と。そこで教わったばかりのゼロを思い出して書いてもらったメモにゼロを書き足してしまうのです。そしてそのメモを店員さんが見て確認すると、100ダースと書かれたメモに衝撃を受けます。たくさんのドーナツが入った箱が積み重なっていくのを見てジョージは大喜び。しかし、お店のカウンターにどんどん積み重なっていくドーナツの箱を見てジョージはゼロの力を思い知ります。

この後ドーナツ100ダースはジョージの部屋に運ばれることになります。そのドタバタも面白いので気になる方はぜひご覧ください。

子供の失敗を責めず、問い詰めず、理由を聞いても怒らない。そして子供が少しでもその失敗で成長を感じられたのなら褒める

そして、おじさんが買い物を終えて帰ってきました。部屋に入るとドーナツのいいにおいがすると「1ダースと言わずもっと買えばよかったなー」と、言いました。いいフリですね。そしておじさんはジョージが部屋のあちこちに隠したドーナツを次々と見つけ出し始めます。

ドーナツが部屋のあちこちにあるのに全く気付かないおじさんのシーンがとても印象的です。少し抜けていて、人柄の良さを感じます。

あちこちにあるドーナツをひとしきり見つけた後、腕を組みじーっとジョージを見つめるおじさん。ジョージは後ろめたそうにもじもじしています。そこでおじさんは、「なぜだジョージ?」と、一言聞くだけです。ジョージが紙とペンで説明すると、おじさんは理由を聞いて納得したように微笑みながら一つ息を吐いて、「ちゃんと勉強してわけだな」とそれだけ言って、「ドーナツを袋に詰めよう」とやさしく言って押し入れを開けて詰まっていたドーナツに埋もれてしまうおじさん。「こんなにたくさんどうするんだよ?」と聞かれたジョージは外から聞こえる消防車のサイレンを聞いて閃きました。結局おじさんとジョージが食べたのは1ダースだけでしたが、残りは働き者の消防士さんが喜んで食べてくれました。おしまい。

子供が何か失敗してしまったとき、悪気はないとわかっていてもやらかしてしまったときに真っ先に怒ってしまうことはないでしょうか。私は心当たりがありすぎます。どうしても、まずその結果だけを見て判断してしまうからでしょうか。私ならドーナツ100ダースなんてものすごい量のドーナツを子供が買ってきてそれを隠していたのを見つけたら「なぜだ我が子よ?」なんて落ち着いて子供に聞けないでしょう。1個100円としても100ダースで12万円ですからね。

ですが黄色い帽子のおじさんは、ジョージが100ダースのドーナツを買ってきてしまったという事実を目の当たりにして、しかもそれを見つからないように隠した行為もわかったうえで一言「なぜだ?」と言えるのです。ちゃんと理由を聞いて、悪気はなく、勉強したことを一生懸命試そうとした結果こうなってしまったと理解してそこから「よくできたました」と言える心の広さ、豊かさに夫婦そろって感動しまくりです。

最後に

今回ご紹介したエピソード、ほかのアニメなら最後に親が怒鳴って子供が泣いてという流れでもおかしくありません。ですがおさるのジョージには誰かが怒鳴ったり、いじめたり、暴力をふるうシーンなどは全くありません(アニメで私が観た限り)。安心して子供に見せられますし、大人が見ても好奇心をくすぐられるような内容も多いです。

おさるのジョージでは黄色い帽子のおじさんのほかにも親のお手本になるような素晴らしい登場人物がたくさんいます。

まだ観たことない人はぜひ観てもらって、もしも感情が揺さぶられそうになった時は黄色い帽子のおじさんを思い出してください。そうしたらその先には素晴らしいことが待ってるはずです。

おさるのジョージは2021年6月現在AmazonプライムでTVシリーズをすべて観ることができます!

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