こんにちは、ワッツブログ管理人です。
暑い夏、私たち人間だけでなく、犬や猫にとっても過酷な季節です。
今回は、愛犬・愛猫と安心して夏を乗り切るために「夏に注意すべきポイント10選」をご紹介します。
命に関わることもあるので、ぜひ今のうちからチェックしておきましょう!
※動物看護士や動物用医薬品・サプリ・フードなどのセールス経験のある管理人目線でご紹介します。
1. 熱中症対策を徹底する

これはペット初心者の方は本当に気を付けてほしい。
日本の夏は高温多湿。
日中留守にする人は特に注意が必要です。
犬や猫は人間のように汗をかけないため、熱中症のリスクが人より高いです。
この時期、出かける前はそこまで暑くないからといって、エアコンをつけずに出てしまうと大変なことになります。日中の部屋の最高気温が30℃に近い場合はエアコンを必ずつけましょう!
また犬種や猫種によっても対策は変わってきますので、長毛腫や短頭種など暑さに弱い種類はもっと注意が必要です。
対策:
- エアコンは必ず稼働(室温26〜28℃)
- サーキュレーターで空気を循環
- 冷感マットやクールベストを活用
- 常に新鮮な飲み水を飲めるように
2. 散歩の時間は朝か夜に
アスファルトの温度は昼間50℃以上になることも。
肉球のやけどや脱水症状の原因になります。
また、日中の日差しが強い時間帯には、アスファルトの照り返しも気をつけましょう。
地面に近い分、犬はより暑さを感じます。
真夏に散歩をする際は、必ず気温が落ち着いた夜や朝の早い時間にしましょう。
夕方ですと、まだまだ暑さが残っている場合があるので、飼い主さんは大変ですが、これは義務です。
ペットファーストで行動しましょう!
対策:
- 朝6〜8時、夜19時以降が理想(気温による)
- 地面を手で触って温度確認
- 必ず水を携帯してこまめに休憩
3. 水分補給の工夫を
ペットは自分で「水を多く飲もう」とは考えません。
水の飲み忘れは命に関わります。
常に飲めるよう配慮してあげましょう。
散歩の時も飲み水を携帯し、お家では各部屋に飲み水をセットしておいてもいいでしょう。
あまり水を飲みたがらない子に関しては、フードやおやつなんかで工夫してあげてもいいでしょう。
対策:
- 複数箇所に水を設置
- ウェットフードやペット用ミルクで水分補給
- 自動給水器を導入して衛生もキープ
4. ノミ・ダニ・蚊の予防
夏は虫が活発になる季節。
フィラリアや皮膚病の原因にもなります。
特に、外に出る子はより注意が必要です。
必ずフィラリア・ノミマダニ予防は行いましょう。
ノミは13℃、蚊は15℃以上で活動し始めるので、夏でないからといって予防を忘れないようにしましょう。
ペットだけでなく、家や庭の虫対策もやりましょう。
今は予防薬もオールインワンタイプの物やおやつタイプなどいろいろありますので、動物病院で自分の子に合ったものを見つけてみてください。
ホームセンターやネットで買う際は、よく調べてから購入するようにしましょう。
対策:
- 月1回の予防薬(動物病院・市販薬)
- 室内でも虫対策を忘れずに
- 草むらや山道は要注意
5. 留守番時の室温管理
「ちょっと買い物だけ」のつもりでも…
夏場は短時間でも命取りになることがあります。
前述したように、夏場は常にエアコンをつけるようにしましょう。
ここでケチると命にかかわります。
朝から夜まで仕事で留守にする場合は、朝出かける際に涼しかったり、気温があまり上がらない予報が出ていても油断せず、しっかり準備して外出しましょう。
パグなどの短頭種は、暑さによるパンティングが原因の短頭種起動症候群の注意も必要です。
対策:
- エアコンは常にON
- 室温通知付きのペットカメラ導入
- 自動給餌器+給水器で安心
6. 抜け毛と湿気で皮膚トラブル
人と同じで、多湿により皮膚病のリスクがあがります。
犬猫は毛が多く、ぱっと見では皮膚の状態を確認することは難しいです。
日頃のスキンシップやブラッシングでこまめに確認しておきましょう。
トリミングに出しているのであれば、トリマーさんに確認してもらうのも一つです。
ただトリマーさんは看護師ではないので注意が必要です。
必要以上に不安をあおってきたり、病気に気付かないといったトリマーさんも中にはいるので、
信頼できるトリマーさんを見つけましょう。
可能であれば、動物病院でトリミングしてもらうのもいいでしょう。
動物病院であれば、看護師さんがトリミングしてくれたり、獣医さんにそのまま気になった点を報告してくれるケースもあります。
対策:
- こまめのブラッシング
- 清潔な寝具
- トリミングで毛量を調整
7. 食欲低下と夏バテ対策
夏は食欲が落ちやすくなります。
暑さ管理と一緒に食欲や体調もしっかり見てあげましょう。
暑さで食欲がないのか、病気による食欲低下なのかも判断できるように、日ごろからの観察が重要になってきます。
食欲が無いと感じる時は、好物をあげて様子を見てみましょう。
対策:
- ウェットフードやふりかけで嗜好性アップ
- 朝と夜の涼しい時間に食事
- 水分摂取も意識
8. 車内放置は絶対NG
5分でもアウトです。
窓を開けていても命に関わります。
たとえエンジンをかけてクーラーをきかせていたとしても、万が一に備え、
夏場でなくても、社内に放置することは絶対にやめましょう。
これで具合が悪くなって動物病院に駆け込んできた患者さんを何件も見ています。
ただ、車移動が多い場合、車に慣れさせておくことも必要なので、日ごろからキャリーに慣れさせたり、車に乗せてちょっと出かけたり、良いことがあると覚えさせるのもいいでしょう。
ペット用に車酔いの薬もあるので、動物病院に相談しましょう。
対策:
- ペットを車内に残さない習慣を
- 移動時はキャリー+クール用品必須
- 急な用事は誰かに預けるのがベター
9. 夏特有のストレスに注意
冷房による寒暖差、家族の長時間外出など、
夏は環境変化が多くストレスがたまりやすいです。
対策:
- お留守番中も安心できる空間づくり
- 一人遊び用のおもちゃ導入
- 抱っこ・なでなででスキンシップを
10. お盆や旅行時の対策も準備を
「急な帰省や旅行」も夏あるある。
預け先や移動手段の確保が必要です。
対策:
- ペットホテル or ペット可宿の早期予約
- 一時預かり施設の事前確認
- ペット用旅行バッグ・トイレなども忘れずに
まとめ:夏の注意点は“命を守る準備”
犬や猫は、人間以上に暑さや環境変化に敏感です。
しっかりとした準備と日々のケアで、ペットも家族も快適な夏を過ごしましょう。
それには日ごろからのスキンシップや観察を怠らないようにしましょう(^^)
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