【ネタバレあり】ラピュタのロボット兵が主人公⁉ロボットがお母さんになって子育てをして島を救う物語 「野生の島のロズ」

ロズ おすすめ
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こんにちは、ワッツブログ管理人ですm(__)m

みなさんは、2025年春に公開された話題のアニメーション映画『野生の島のロズ(The Wild Robot)』をもう観ましたか?
私は先日プライムビデオで購入し、家族で鑑賞し、いろいろと思うことがあったし面白かったのでネタバレを含めてレビューを書くことにしました。

子どもも観れる映画かなーと思いましたが、いろいろツッコミどころがあったので、観てる途中でも観終わった後もしばらく話が尽きませんでした^^

※ネタバレがありますので、まだ観ていない方はご注意ください

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あらすじ(ネタバレあり)

ある日、無人島に一体のロボットが漂着します。そのロボットの名はROZZUM(ロッザム)7134″ロズ”。人間がいない動物たちしかいない島で、人間をサポートするためにプログラムされているので、動物たちとのコミュニケーションもうまくいきませんが、徐々に自然に溶け込み、動物たちと心を通わせていきます。

そんな中、いろいろあってロズはクマに襲われ、崖から落ちた拍子にガン(雁)の巣に落ちて親鳥を死なせてしまいます。しかし、一つだけ無事な卵がありました。その孤児となったガンの子ども”キラリ”を、卵(キラリ)を食べようと近づいてきたキツネの”チャッカリ”と一緒に育てることになります。慣れない子育てに戸惑いながらも、母としての愛情を育んでいくロズ。
ガンは冬が来る前に渡りをする渡り鳥です。ロズはキラリに泳ぎ方や飛び方を必死に教えます。キラリも頑張りますが、もともと体が小さく、ロボットに育てられたガンとしてみんなに変鳥扱いされていじめられてしまいます。さらにキラリの親を死なせてしまったことを他のガンに聞かされ、それをロズに問い詰めるキラリ。

それでもなんとか子育てを終え、無事渡り鳥として旅立つキラリ。もともと体の小さかったキラリは普通に親に育てられていたら大人になれず死んでいただろうとガンのリーダーに告げられ、ロズの愛情に気付くキラリ。渡りの日、ロズにちゃんと飛べることを見てもらうように目の前を優雅に隊列を組んで飛んでいくキラリ。ロズはただのロボットではなく心を持つロボットになっていた。ロズは自分の役目が完了したと感じ、ロズを作った企業に回収してもらおうと信号を送る。その後厳しい冬が訪れ、島の動物を守るべく動物たちを安全な住まいに避難させるために奮闘するロズ。そして無事春が来て、渡ったキラリが帰ってくるというタイミングでロズを回収しに企業のロボットたちが島にやってきて、ロズを無理やりにでも回収しようとします。ロズの成長したプログラムが貴重なものと知っていたからです。ロズと島の仲間たちはロボットたちと必死に戦います。キラリの必死の特攻で、なんとか回収部隊を撃滅します。だが、回収部隊のヴォントラ(マトリックスのセンチネルみたいなやつ)はやられる前にロズのデータがとても重要だから何度でも奪いに来ると告げました。

島の動物たちを助けたいロズは、再度回収信号を送ります。これは私の渡りだと、必ずまたここに帰ってくるとみんなに伝えて。

その後、人間が住むドーム状のコロニーで働く何台ものロッザムたち。管理人の女性に「こんにちは、私はロッザム7134です」と言う初期化されてしまったロズ。農園から見えるドーム越しの空にガンの群れが飛んでいるのが見えます。そして、草むらの影からキラリが現れ、そっと救い上げるロッザム7134。

「あなたはこう呼んでください、”ロズ”」額と額を合わせ微笑む二人の親子。

感想:終わりかなと思ったらまだ半分だった

これは家族で総ツッコミしたのですが、キラリが渡っていくシーンで、「ああこれで無事旅立ってハッピーエンドか」と思って残り時間を観たらまだ半分でびっくりしました^^;

とはいえ、全体的な感想で言えば面白かったかなと思います。
子供とでもいっしょに安心して観れるし、子供から観たいと言ってきて映画でもあるので、一度は観る価値ありかなと。

ただ、序盤の食物連鎖のシーンは結構残酷でした。鳥の首が飛んでくるシーンもあったし、死についての描写がちゃんと描かれます。
子供と観るなら親がきちんと解説してあげるので、教養を育む映画とも言えます。

私は吹き替えで見たのですが、ロズの声優:綾瀬はるかの声に慣れるまで時間がかかりました。
下手とまではいかないが、違和感がある声です。ロボットだからこんな感じにしているのだろうと思うのですが、それでもロボットの声を物まねしている人という印象がなかなか消えませんでした。

終盤の心を持ったロズのしゃべり方は自然になり、違和感もなくなったので、そこは良かったです。

他のキャラの声優も違和感なく、チャッカリは特に良かったです。
やはりベテラン声優の千葉さん(クビナガ:ガンの渡りのリーダー)は素晴らしいです。
こうしたプロの声優さんがいるだけで、この映画を観ることに安心感を与えてくれます。

私は俳優に声優をやらせることに反対派です。上手なら人ならいいですが、吹き替えが下手糞な声優だと一気に駄作になってしまいます。そうなるといくら周りにプロの声優さんを入れても、冷めてしまうんですよね。

字幕で観ろって話ですけど、吹き替えが好きなんです。声優さんの声が好きなんです。
チャーリーとチョコレート工場はプライムビデオの吹き替えで二度と観ることは無いでしょう。
地上波で流していた声優陣があまりに良すぎて、知らずに観てショックで死ぬかと思いました。

話はズレましたが、ロズの映画の吹き替えは良かったと思います。
下手糞な声優さんは特にいなくて、綾瀬はるかの声もギリギリ耐えることができました。

動物たちが一致団結していくストーリーも心温まる内容でした。
最初厳しい冬を乗り越えるために、一か所に動物たちを集めたが、みんな争いあったり捕食し捕食されたりしているシーンは現実的で面白かったです。ですがその後、生き残るためにみんな仲良く助け合ってというのはありきたりな展開だったかなとも思います。
越冬後、また食物連鎖の輪に戻るのに気まずくないのかな。

この映画に人間はほぼ出てきませんし、しゃべりません。
キラリの渡りのシーンがあるのですが、どうやら地球らしいのですが、どこも荒廃し水没しているのです。地球温暖化の影響で推移があがったように見えました。
渡りの途中で嵐を避けるために、避難しようとするのですが、そこが人間のコロニーでした。
通気口のようなところから入ったガンたちですが、そこにはロズのようなロボット”ロッザム”たちがたくさんいます。
ガンの侵入に気付き、人間が排除の命令を出すと、ロボットたちは捕まえようとしたり、戦闘用のロッザムが出てきてビームを発射してきたりと野蛮なシーンもあります。

単純に、入ってきた鳥にビームぶっぱなす人間やばと思いました。
簡単に鳥が侵入できるような構造にしといて、一大事みたいな感じでビームぶっぱなしまくって、コロニーに穴あけたりしてるけどよくそれでここまでやってこれたじゃんと思いました。

ここのコロニーから逃げるシーンで千葉さん(クビナガ)がおとりになるといってキラリに群れを託した瞬間に「あ、クビナガ死ぬんだ・・・」とわかってしまい悲しかったです。

実は生きてる展開もあるかもしれないと期待してましたが、残酷なパターンでした。

あとはどう見てもラピュタやないかい。

ここまで似せるならいっそラピュタのロボット兵のストーリーを描いてくれ。

未来のラピュタのロボット兵でいいから。受け入れるからこっちは。

まとめ

定番のロボットが心を持って愛を知るというお話でしたが、自然界の厳しさと動物を育てることの大変さとこんなロボットあったらいいなが他の映画とはちょっと違うとこでした。

みなさんもぜひ子供と観てはいかがでしょう(*^^*)

※2025年4月時点では、プライムビデオでレンタルはしていないです。

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